人工肛門造設 パウチ交換について

医療・看護

こんにちは、こねこです。

今日は、人工肛門(ストーマ)のパウチ交換についてお話ししたいと思います。

まず、人工肛門を造設する大体の原因疾患は以下の通りになります。

  • 鎖肛
  • 大腸がん
  • ヒルシュスプルング病
  • 新生児壊死性腸炎(未熟な腸管が血行障害による粘膜損傷や細菌感染によってダメージを受け、腸管に損傷が起こる)
  • 炎症性腸疾患(クローン病と潰瘍性大腸炎が主なものです)

今まで働いてきた中で、色々な理由でストーマ造設された方も多くみてきました。

  1. 本人は造設したくないが、家族が希望しているため造設した方
  2. ストーマを造設しなければならないため、仕方なく造設した方
  3. 本人は認知症で何もわからないまま、家族の意向で造設された方

やはり、造設することによるボディイメージの変化による精神的苦痛や、人にもよりますが交換の手技獲得が大変だったりします。

医療関係者だけでのフォローは難しいため、周囲の方の協力が必要不可欠になってきます。

病院で造設後に、手技獲得のための練習を重ねますが、その途中経過で皮膚トラブルや漏れなどのトラブルが起きることもあります。

医療者は、精神面も身体面もフォローしますが、造設したくて造設したわけではない方が多いため本当に大変です。

しかし、手技に関しては、病院で本人が退院するまでに手技獲得できなくても、家族が交換の手技獲得をしたり、訪問看護による交換など色々な交換方法はあります。

ここで1番理解してほしいのは、

本人が造設したいかどうかが1番大切である

ということです。

過去に本人ではなく家族の意向によりストーマを造設した方が、退院後自○されたと耳にしたことがあります。

  • 今自分が居なくなったらダメだ
  • この人に居なくなられたら困る

人には色々な考えや立場があると思いますが

自分だったらどうしたいか、どうするか。

相手の立場にたって考えてほしいと思います。

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